【右京区の保護者必見】2027年度 京都府公立高校入試の変更点まとめ

令和9年度(2027年度)の入学者選抜から、京都府の公立高校入試が大きく変わります。現在の中学2年生が最初の対象学年です。「何がどう変わるのか」「うちの子にはどう影響するのか」と不安に感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、京都府教育委員会が公表している資料をもとに、主な変更点をわかりやすく整理しました。
一番大きな変更:「前期」と「中期」が一本化される
これまでの京都府公立高校入試は、2月に「前期選抜」、3月に「中期選抜」と2回に分かれていました。令和9年度からは、この2つが統合されて新しい「前期選抜」に一本化されます。
新しい前期選抜には「独自枠」と「共通枠」の2つの枠があり、連続する2日間で検査が行われます。検査日は令和9年2月18日(木)・19日(金)の予定です。追検査は2月24日(水)・25日(木)、合格発表は3月上旬にWEB上で行われます。
つまり、これまでのように「前期で落ちても中期がある」という2段構えではなくなります。1回の選抜で決まる形になるため、出願戦略がより重要になってきます。
「独自枠」とは何か
独自枠は、各高校が「こういう生徒に来てほしい」という基準で選抜する枠組みです。募集人員は原則として定員の50%または100%。検査項目や配点は高校によって異なります。
たとえば、統一学力検査に加えて面接を課す学校もあれば、作文・小論文や実技検査、活動実績報告書を求める学校もあります。選抜方式もA方式からD方式まであり、学校ごとの特色がはっきり出る形です。
独自枠で志願できるのは1校1学科等のみ。「この学校に行きたい」という強い志望がある場合に挑戦する枠だと考えてください。
検査項目や配点は下記資料をご確認下さい。(※R7年12月時点で作成された資料なので、変更の可能性があります。)
「共通枠」とは何か
共通枠は、京都府統一の学力検査と報告書(内申点)で合否を判定する枠組みです。従来の中期選抜に近いイメージですが、前期選抜の中に組み込まれた形になります。
検査内容は、午前に国語・数学・英語、午後に理科・社会の5教科。各40点×5教科で合計200点満点です。報告書は中学3年間の必修教科の評定合計で、音楽・美術・保健体育・技術家庭の評定は2倍にして195点満点になります。
共通枠では最大3校3学科等まで志願できます。第1志望に第1順位・第2順位をつけ、さらに第2志望校も出願できるので、従来よりも選択の幅が広がっています。
合否判定の流れ
合否判定は段階的に行われます。まず独自枠の合否が決まり、そこで不合格だった受験生は自動的に共通枠の選考に回ります。
共通枠の判定は2段階です。STEP1では第1志望・第1順位の学校で、募集定員(独自枠合格者を除く)の90%が合否判定されます。STEP2では残りの10%が、第1志望の第1順位と第2順位を合わせて判定されます。それでも欠員があれば、第2志望での判定に進みます。
独自枠と共通枠の両方に出願しておけば、「独自枠で挑戦しつつ、ダメでも共通枠でチャンスがある」という受験の組み立てが可能になります。
WEB出願システムの導入
令和9年度からは、出願手続きがすべてオンライン化されます。WEB出願システムが導入され、願書の提出や合格発表の閲覧がオンラインで完結します。入学考査料の納付もクレジット決済が可能になる予定です。
手順としては、まず中3の秋頃に基本情報を事前登録し、志望校の入力と考査料の納付を行います。中学校による確認を経て、提出ボタンを押すと出願完了です。
また、併願先の私立高校に合格した場合に公立高校の志願内容の一部を取り消せる仕組みや、私立専願の合否判明後に公立へ出願できる期間も設けられる予定です。
右京区の中学生にとって何が変わるか
右京区のお子さんにとって最も大きな影響は、「受験が1回になる」ことです。
これまでは前期で不合格でも中期があるという安心感がありましたが、新制度では前期選抜に集約されます。
もちろん、前期選抜で大きな欠員が出た場合には後期選抜が実施される予定ですが、これは補欠的な位置づけです。
一方で、共通枠で最大3校3学科等に志願できるようになったのは大きなメリットです。
「第1志望は本命校、第2志望は実力相応校」といった組み立てが、公立高校の中だけでもできるようになります。
また、独自枠では面接や活動実績を評価する学校が多いため、定期テストの点数だけでなく、部活動や課外活動にも意味が出てきます。日頃から「テスト勉強だけやっていればいい」というわけにはいかなくなるかもしれません。
今から準備できること
新制度の対象となる現中2以下のお子さんは、以下の3つを意識しておくと良いでしょう。
①内申点を意識した日々の積み重ね
共通枠では報告書(内申点)が195点分を占めます。中1からの評定がすべて反映されるため、「中3から頑張る」では手遅れです。提出物や授業態度も含めて、日常的にコツコツ取り組むことが求められます。
②志望校の独自枠の検査内容を早めに確認
京都府教育委員会のサイトには「独自枠学校別一覧」が公開されています。志望校がどんな検査項目・配点で選抜するのかを確認しておくと、対策の方向性が見えてきます。
③5教科の基礎力を固める
共通枠の統一学力検査は5教科200点。1教科40点なので、苦手教科を放置すると影響が大きくなります。まんべんなく基礎を固めることが、新制度では今まで以上に重要です。
京都総合学習塾では、新入試制度への対応を進めています。お子さんの志望校に合わせた内申点対策や学力検査対策についてのご相談は、いつでもお受けしています。制度が変わっても、やるべきことの基本は「日々の勉強を丁寧に積み上げること」です。不安なことがあれば、お気軽にお声がけください。

※本記事の内容は令和7年12月時点で公表されている情報に基づいています。正式な内容は令和8年夏に策定予定の「選抜要項」で確定します。最新情報は京都府教育委員会の公式ページでご確認ください。
