大手塾と個人塾、塾業界に長年関わってきた塾長が正直に比較します

「大手塾と個人塾、どちらのほうがいいか?」

塾を探している保護者の方は、迷われると思います。

私は京都市右京区で個人塾を経営しています。同時に、一般社団法人 中高進学研究会の首席副代表として、京都府内のさまざまな塾の先生方と交流があります。大手塾の教室長や、個人塾のベテラン塾長、開業して間もない若い先生。いろいろな立場の方と情報交換をしてきました。

その経験をふまえて、大手塾と個人塾のちがいを正直にお話しします。個人塾の側の人間が書いていますから、多少のバイアスはあるかもしれません。でも、大手のいいところは素直に「それは大手が強い」と認めます。どちらを選ぶにしても、判断材料になれば幸いです。

目次

大手塾が強いところ

入試情報の量と速さ

大手塾の最大の強みは、入試に関する情報量です。模試のデータ、合格者の追跡調査、学校ごとの出題傾向分析。教室数が多いぶん、集まるデータの母数がちがいます。

たしかに、生徒数の多さから集まる模試データや、全国規模のネットワークで得られる私立校の情報は、個人塾が単独で集めるのは難しい面があります。とくに私立高校や私立中学を幅広く比較検討したいときには、大手の情報網は強いです。

ただし、「個人塾だから入試情報が弱い」というのは、今はあまり正確ではありません。私が首席副代表を務める中高進学研究会には、京都府下の大手・中小を問わず、さまざまな塾が所属しています。そこでは入試制度の研究や学校情報の共有を日常的に行っており、ミスマッチのない進路指導を実現するために塾の規模に関係なく切磋琢磨しています。

当塾でも、研究会で得た情報や、地域の中学校に密着して蓄積してきた定期テスト・内申点のデータを進路指導に活用しています。京都の公立高校入試に関していえば、地元の個人塾のほうが地域に根ざした情報を持っている場面も少なくありません。

カリキュラムの体系化

大手塾のカリキュラムは、本部のスタッフが時間をかけて設計しています。テキストも自社開発のものが多く、どの教室に通っても同じ水準の授業が受けられる仕組みになっている。属人的にならないようにシステムで品質を担保する、という考え方です。

これは裏を返すと「どの先生が担当しても大外れしにくい」ということでもあります。講師の当たり外れが怖い、という保護者の方にとっては安心材料になるでしょう。

競争環境と切磋琢磨

集団授業の大手塾では、クラス内にライバルがいます。模試の成績で席順やクラスが変わる塾もある。この競争環境が合う子には、個人塾では作りにくい「負けたくない」というモチベーションが生まれます。

周囲に刺激を受けて伸びるタイプの子は、正直なところ大手のほうが合っているかもしれません。

個人塾が強いところ

生徒一人ひとりへの対応力

個人塾の一番の強みは、目の前の生徒に合わせて授業を変えられることです。「この子は関数で詰まっているから、今日はそこを重点的にやろう」「この子は英語の長文が苦手だから、読む量を増やそう」。こういう判断を、その場で即座にできます。

大手塾のカリキュラムは体系化されている反面、個々の生徒の状況に合わせて内容を変えるのは難しい。
「今週は方程式の単元だから、全員方程式」という進め方が基本です。方程式は大丈夫だけど前の単元が怪しい子も、同じ授業を受けることになります。

塾長が直接教えるかどうか

これは個人塾のあいだでも差がありますが、塾長自身が授業をしている塾は個人塾に多いです。大手塾の場合、教室長はマネジメントが主な仕事で、実際の授業は大学生のアルバイト講師が担当するケースが珍しくありません。

大学生の講師が悪いわけではありません。教え方が上手な大学生もたくさんいます。ただ、数年で卒業してしまうので担当が変わりやすい。「去年まで教えてくれてた先生がいなくなった」という話は、大手塾に通っている保護者の方からよく聞きます。

いろいろな塾を見てきましたが、やはり長く続いている個人塾は「塾長が直接教えている」ところが多いです。生徒の性格も家庭の事情もわかったうえで授業をするので、指導の精度がちがってきます。

保護者との距離

個人塾は、保護者の方と塾長が直接やり取りすることがほとんどです。「最近、家で元気がないんです」「部活が忙しくて疲れているみたいで」。そういった相談が、LINEや電話で直接入ります。

大手塾の場合、窓口はフロントスタッフや教室長で、実際に授業を担当している先生に話が伝わるまでにワンクッションあります。面談の機会も年に数回と決まっていて、「ちょっと気になることがあるから聞いてみよう」という気軽さは薄いです。

塾に通わせるうえで「困ったときにすぐ相談できるか」は、地味ですが、大きな違いだと思います。

保護者が気にするポイントを正直に比較する

費用のちがい

「大手のほうが高い」とよく言われますが、一概にそうとも言い切れません。大手の集団授業コースは、1コマあたりの単価で見ると個人塾と変わらないか、むしろ安いこともあります。

ただし、大手塾は季節講習やテスト対策講座が別料金になることが多いです。講習やテスト対策講座など、年間トータルで比較すると、個人塾のほうが安くなるケースは少なくありません。

費用で選ぶなら、月謝だけでなく年間の総額を確認してください。入塾前に「年間でいくらかかりますか」と聞くのが一番確実です。

合格実績の見方

大手塾のチラシには「○○高校 △名合格!」と大きく出ています。数字としてはすごいのですが、あの数字は地域のすべての教室の合計であることが多いです。1つの教室から何名受かったのかは、聞いてみないとわかりません。

個人塾は全体の合格者数では勝てませんが、「この教室から何名合格したか」は明確です。在籍10人の塾で3人合格なら、合格率30%。在籍300人の大手で30人合格なら、合格率10%。数字の見え方はちがいますが、率でみると個人塾のほうが高いこともあります。

合格実績は、人数だけでなく「何人中何人」で見るようにすると実態が見えてきます。

子どもが「合わなかった」ときの対処

これは意外と見落とされがちですが、入塾してから「合わないかも」と思ったとき、個人塾のほうが相談しやすいのは事実です。クラスの変更、曜日の調整、指導方針の修正。塾長と直接話せるので、翌週から対応を変えることができます。

大手塾の場合、クラス変更やコース変更には手続きが必要で、タイミングも月単位になりがちです。「ちょっと合わないかも」と感じてから対応が変わるまでに時間がかかる。その間にモチベーションが下がってしまう可能性もあります。

最後に

大手塾にも個人塾にも、いい塾とそうでない塾があります。「大手だから安心」とも「個人塾だから手厚い」とも言い切れません。

伸びている生徒に共通しているのは「通っている塾が自分に合っている」ということです。大手で成績が上がる子もいれば、大手では伸びなかったのに個人塾に移って急に変わる子もいる。その逆もあります。

大手が向いているのは、競争環境で力を発揮するタイプの子です。ランキングを見て燃えるとか、クラス分けで上のクラスに入りたいと思える子。また、難関校を目指していて幅広い入試情報が必要な場合は、大手のネットワークが役に立ちます。

個人塾が向いているのは、自分のペースで進めたい子です。わからないところをその場で質問したいとか、人前で手を挙げるのが苦手とか。また、部活と両立しながら通いたい子は、スケジュールの融通がきく個人塾のほうが続けやすい傾向があります。

どちらがいいか迷ったら、両方の体験授業を受けてみてください。1回の体験でわかることは限られますが、お子さまの反応を見れば「合いそうか、合わなさそうか」はなんとなく感じ取れるはずです。

私は個人塾の塾長ですから、うちに来てほしいのは本音です。ただ、合わない塾に無理に通い続けることは、お金も時間ももったいない。お子さまに合った塾を見つけることが一番大事です。そのうえで候補に入れてもらえるなら、喜んで体験授業をご案内します。

無料体験授業の申し込みは、24時間受け付けしているLINEがおすすめです。

LINEアカウントを「友達追加」した後、「無料体験希望」とご連絡下さい。
24時間以内にご返信させていただきます。

※またはお電話(0120-041-195)でもお気軽にどうぞ!

    必須ご希望の内容

    必須お子さまのお名前

    任意お名前ふりがな

    必須お子さまとの関係

    必須学年

    任意電話番号

    任意郵便番号

    任意住所

    必須メールアドレス

    任意ご希望の連絡方法

    任意ご希望の連絡時間帯


    ※電話での連絡をご希望の場合はご希望の連絡時間帯を選択して下さい。

    任意ご意見・ご質問

    目次